2017年9月25日月曜日

『おつきさまとケーキ』


先日、自宅の大掃除をした際
 
押し入れのダンボールの中を開けてみると・・
なんとも懐かしい絵本が出て来ました。
 
幼稚園の時のものです。なかなか保存状態がよろしい。
 
「ひかりのくに」の月刊絵本
 

9がつのおはなし 

『おつきさまとケーキ』

 
この月刊絵本は毎月身近なテーマを題材にしていたようです。
 
毎月買ってくれていたんでしょうか?

値段が記載されていないので定期購読なのかもしれません
 
この物語以外のお話は全く覚えていないけれど・・

なにはともあれ、ありがとうお母さん。


で、9月は「月」がテーマだったんですねぇ。
(裏表紙)

おそらく、私が唯一ずっと手元に置いている絵本です。
 
普段は物置にしまっているのですが
 
引っ越しや大掃除の時、折に触れひっぱりだして眺めているのです。
 
大掃除あるあるですね。
 
 
それにしても東京にまで持って来ているとは
 
結構気に入っている証拠

なんというか、この絵のタッチが好きなんです。
 (画像をクリックすると拡大して絵本だけ見られるはずです。)
電話がダイヤル式で時代を感じる・・

かと言っておつきさまがスマホで電話していてもなんだか嫌だけど
くまさんが、おつきさまにあげる為に作ったケーキ
 
当時、幼稚園児の私には魅惑のケーキ
とにかくこのケーキが すごく美味しそうで
 
一度でいいからこのケーキを食べてみたい。

どこにも売っていないなら自分で作ってでも食べたい!
 
と、ず~っと思っていたような気がします。(メルヘン)

しかし、

「この絵本がきっかけでいつか”ケーキ屋さん”になりたいなぁと思っていました。」

 
なんて私が思う訳ないのはこのブログを読んでいる方ならお分かりのハズ
 
そんなかわいい要素は微塵もなく
 
いかに幼少期から私が食い意地の張った子供だったかを
 
証明するアイテムのひとつだったというだけの事です。
「料理本」が好きだったり、鍵っ子(死語?)だったりというのもあり

昔から色々と作っていましたが、作る楽しさよりも

食べたいから作る、お腹がすいたから作るというものであって

まさか今自分が料理人になっているなんて子供の頃は想像もしませんでしたね。

小5~6の頃から「夢」という言葉が大嫌いな、可愛くない子供でしたから。
(小4まではな~んにも考えていない子供でした。)

今でも「(お店を開いて)夢が叶って良かったね。」と

言われることがあっても違和感で

じゃあなんでお店を開いたの?と聞かれたならば

「あの時、そうすべきと思ったから」としか答えようがないのです。

私には小さいころから唯一取柄だと思っていたことが一つだけありました。
 
他のことはてんでダメダメで、人から褒めてもらえるのはそれだけ
 
でも、同じ分野で才能のある幼馴染をずっと近くで見ていたので
 
心のどこかで「自分はないな」と感じていました。
 
それでもなかなか踏ん切りがつかず
 
ちょっとうろ覚えですが高校2~3年くらいの時に
 
親に頼んでその幼馴染の通うクラスに少しの間通いました。
 
当然自分とそのクラスの人たちとの実力の差を目の当たりにします。
 
そこでやっと諦めと言うか踏ん切りがついたのですが
 
じゃあ、これから自分は一体何をしたらいい?
 
という展開になりますよね?
 
そこで私の頭にふと浮かんだのが「料理」の道でした。
 
過去、母方の親族が料理に携わっていたことも理由のひとつだと思います
 
それよりなにより
 
「料理」に関することなら勉強することが苦ではなかったというのが一番大きいです。
 
何故だかは分かりません
 
山ほどあった嫌いな食べ物も勉強ならばと克服し(無理なものありますけども)
 
これまで苦手だった多くの事柄が「料理」というフィルターを通すと
 
「やるべきこと」という作業に変わりました。
 
必要ならば試験を受けよう、イタリアへ行ってみよう
 
この会社で働きたい、もっと知識を身に着けたい
 
そんなこんな思いつくままに目の前に作った目標をこなした先に
 
「今日」という日がある気がします。
 
決してもともと料理が得意だったわけではありません
 
天職だと思ったこともありません
 
むしろ自分には何もないからやらなければと何かを探して
 
それらをひとつひとつ自分なりにやることで土台を作ろうとしてた気がします。
 
今でも相変わらずそうです。
 
そしてこれからもずっと続くのでしょうね
 
どの道を選んで、どんな風にその道を歩くのか
 
それは人それぞれなので答えはないです。
 
ただ
 
自分が嫌だと思うことは続かない、無理にやっても意味がない。
 
というのは経験上の答え。
 
 
 
なんだか
 
絵本を読んだばかりに急に過去の事を色々と思い巡らせてしまいました。
 
久々に何が書きたいのか分からない文でスミマセン
 
気まぐれ店主の独り言だと思ってください。
 
 
 
とにかく
 
このブログを読んでくれているのかどうか分かりませんが
 
大阪へ行ってもあなたはあなたらしくいてください
 
陰ながら応援しています。
 
という事なのでした。
 
 
 
 
以上。
 
 

 
ところで話は変わりますが、

『みどりのめのりどみ』

 
この絵本ご存知の方いらっしゃいますか?
 
こちらも幼少期に持っていた絵本なんですが
 
私の中では後にも先にも
 
これを超えるエンターテイメントな絵本はないと思っています。
 
気づけばなくしてしまい
 
中古でもいいからと探しましたがなかなか見つかりません。
 
いつか復刊してくれたらと願うばかりです。
 
どなたか情報をお持ちでしたら
 
是非ニシコまでご一報を。