2016年10月6日木曜日

『ポルチーニ茸ときのこのパニーノ』

気まぐれメニュー、既に秋メニューになっております!
 
今回使用する食材は

”FUNGHI PORCINI”~ポルチーニ茸~

 
日本のイタリアンレストランなどでよく見かけるきのこで
 
日本語名は”ヤマドリタケ”、フランスだと”セップ”と呼ばれています。
 
産地はイタリア・ポーランド・中国
 
 焼いてもよし、揚げてもよし、リゾット、煮込み、なんでも美味しい秋の味覚
 
 その昔、北イタリアの東アルプス山脈にある
 
モエナという街のレストランに夏の3か月間居た時
 
毎朝おじいちゃんが朝採りの新鮮なポルチーニをお店に届けてくれていました。
 それを見た私と、一緒に働いていた日本人コックの先輩は
 
「私たちだって採れるんじゃない?」と欲を出し、
 
定休日に二人で森の中へとキノコ狩りに行ったのでした。
 散々歩いてようやく見つけたキノコがこれ↑
ちょっとポルチーニとは違う?しかも小さい
 
でも見つけたことが嬉しくてカメラに収めて、とりあえず摘んで帰宅
 
さっそくお店に戻っておじいちゃんに見せたところ
 
「全部食べられないよ。」と却下
 
やはり素人が散策したくらいではポルチーニは見つかりません。
 
きっとおじいちゃんだけが知っているポイントがあったんでしょうね。
 
そんな些細な探検も、楽しい思い出のひとつです。
 
 
 
さて、ここ西小山では
 
そんなサラダで食べられる程新鮮なポルチーニはありませんが、
 せっかくの秋の味覚、どっさりと用意しました。
 さらに6種類のきのこも追加、
 
マッシュルーム、エリンギ、シメジ、シイタケ、マイタケ、アワビタケ
 
それらを香味野菜と共に炒め、赤ワイン、デミグラスソースを加えて煮込み
 
一旦冷まします。
 
 注文時には再び火を入れトマトを添えて
 
煮込みをたっぷり乗せます。
更に粗挽き胡椒と炒めたベーコンを乗せて・・・
 

 『ポルチーニ茸ときのこのパニーノ』


完成です!
 
トロッとした煮汁がパンに染み込んで
 
噛むほどにポルチーニの香りが口の中に広がります。
 
 
あと1週間くらい提供予定ですので
 
ご興味のある方は是非!