「初心者コーヒー」
その① 朝1番に1杯のコーヒーを飲まないと気が済まない。
その② お腹を空かせて夕食を食べに入ったレストランで「とりあえず最初にコーヒー」と注文する。
その③ どこの街へ行っても、コーヒーショップの有無を確認する。
その④ 風邪を引いたり具合が悪そうな時に、あえてコーヒーを飲みたがる。
いずれも初心者の私には「今ここで?そこまでして飲みたいのかい?!」という
かなり個人的意見ではありますが、”この人本当にコーヒーが好きなんだなぁ”と思った場面です。
そもそも体の調子が良くない時はコーヒーは味が強過ぎて飲めません
食事の前にコーヒーを飲んだら食後な気分満載になってしまうのでまず無理
出先にコーヒーショップがなかったからと言っても何の問題もなく
私の様な、某コーヒーショップでいつもココアしか頼まなかった人間と比べても意味もない話ではあるんですが・・・(メインはトッピングのホイップクリームです!)
そうかと思えば、あの淹れたてのコーヒーの香りは何とも言えない幸せな気持ちになりますよね。
仕事終わりの疲れた時や寒い日には、1日に何度でも飲みたくてしょうがないし
淹れたてのコーヒーの一口目の美味しさは格別です!
はて?
淹れたてのコーヒーの一口目の美味しさは格別です!
はて?
これは果たしてコーヒーが好きだからなのか?ただのカフェイン中毒なのか?
何でしょう?私にはまだ判別不可能・・
そう思うと、なんだかコーヒーってつくづく不思議な飲み物。
巷のコーヒー好きの方達は普段どんな風にコーヒーに親しんでいるのかは分かりませんが
初心者のコーヒーデビューとしてはやはり
飲みやすい『アメリカンコーヒー』から入るのがいいのかな、と
自分で飲む時にはお店のエスプレッソマシーンで淹れて飲んでいます。
つまりはエスプレッソのお湯を多くしたものになりますね。
(友人に「それはコーヒー風味のお湯なんでは?」↑と言われた私仕様のアメリカンコーヒー・・)
しかし、実際の『アメリカンコーヒー』は、浅煎りの珈琲豆を使って淹れるものだそうです。
主にドリップコーヒーで淹れますが、特徴は色が薄い、苦みが弱くて、カフェインを多く含みます。
そもそもこの『アメリカンコーヒー』という名前自体が和製英語なのだそうで
アメリカでは「薄いコーヒー」=ウィーク・コーヒー(weak coffee) と呼ぶそうです。
なぜ、日本で『アメリカンコーヒー』なるもの、呼び名が登場したかは調べたところ諸説あるようですが、有力なもの含め、あまりはっきりとした由来は見つけられませんでした。
『ウィーク・コーヒー』に関してはその昔、アメリカの”ボストン茶会事件”をきっかけに
紅茶の輸入が途絶えた際の代用として薄めたコーヒーを飲み始め
18世紀中頃、南米に渡り大規模な農園を作ったことで、以降アメリカに広く普及していくことになります。
(フランス発祥の”パーコレーター”、アメリカ西部開拓時代のコーヒー普及に一役買っています。
現代ではアウトドアでコーヒーを楽しむのに使われることも。)
場所を移して、「コーヒー=エスプレッソ」の国”イタリア”では
「カッフェ・アメリカーノ」というメニューがあります。
これがまさしく日本で言う「コーヒー」と同じ立ち位置にあり
エスプレッソ+お湯 で作られるお店が圧倒的に多いのです。
(イタリアではエスプレッソマシーンでコーヒーを淹れるのが主流です。)
この「カッフェ・アメリカーノ」は、主に外国人向けのメニュー(イタリア国内では)としてとらえた方が良いかもしれません。
この「カッフェ・アメリカーノ」は、主に外国人向けのメニュー(イタリア国内では)としてとらえた方が良いかもしれません。
(日本のお店でも多く見かけるようになったエスプレッソマシン。高圧抽出タイプ)
(イタリアの家庭で使われるのは”マキネッタ”と呼ばれる直火式
これで淹れるのを「モカ」と呼び、エスプレッソとはまた味わいが異なる。)
因みにイタリアのコーヒー文化に影響されて始まった、アメリカのスターバックス始め
いわゆるシアトル系と呼ばれるお店の「アメリカーノ」はこのイタリアの「カッフェ・アメリカーノ」と同タイプになります。
現在、日本に数多あるカフェ・喫茶店などのコーヒーメニューが
これらをどれだけきちんと区別されているのかは不明ですが、大まかに分けると
「アメリカンコーヒー」=浅煎り豆で淹れたドリップコーヒー
「アメリカーノ」=エスプレッソ+お湯(薄めが良い方はお湯の割合を多めで)
という事になります。
浅煎りコーヒーがカフェイン多めなのに対して
エスプレッソで淹れるコーヒーは元々カフェインが少なめなので
それを更にお湯で割った「アメリカーノ」はもっとカフェインが少ないという事になります。
それに気づく人がどれほどいるかは分かりませんが
カフェインはともかく、飲み比べれば味や風味は明らかに違います。
じゃあ、ニシコではどうなのかと言いますと、
「アメリカーノ」を「アメリカン」としてメニューに載せています。
何故かと言えば、当店はエスプレッソマシーンでコーヒーを淹れていますが
西小山のお客様はご年配の方がとても多いので
「アメリカーノ」なんて、ちょっと読み方が変わるだけで混乱してしまう方も中にはいらっしゃるので、どなたでも分かるようにという理由でこのような形にしています。
これだけ書くと、安易に『アメリカンコーヒー』を勝手に初心者向け認定してしていた私ですが
決して初心者向けのコーヒーという訳ではないことが分かりました。
きっと、それぞれの店でとらえ方も違うのでしょうし、こだわりかたによっては色んな『アメリカンコーヒー』が存在するのかもしれません。
きっと、それぞれの店でとらえ方も違うのでしょうし、こだわりかたによっては色んな『アメリカンコーヒー』が存在するのかもしれません。
しかし、多くのお客様側からすれば、単純に通常のコーヒーだと濃すぎるからという理由で選んでいるように感じられます。まぁ、それは私も同じです。
最近では浅煎りで、酸味のあるコーヒーを好む人が増えてきていますし、それを売りにするお店も多くありますから
もう、あえて「アメリカン」と指定する必要もないのかもしれませんね。
コーヒーを飲み始めて2~3年
そろそろ「アメリカンコーヒー」を卒業して、色んなお店の「コーヒー」を試してみる時期に来たのかも・・
ただし、元気な時に限ります。
最近では浅煎りで、酸味のあるコーヒーを好む人が増えてきていますし、それを売りにするお店も多くありますから
もう、あえて「アメリカン」と指定する必要もないのかもしれませんね。
コーヒーを飲み始めて2~3年
そろそろ「アメリカンコーヒー」を卒業して、色んなお店の「コーヒー」を試してみる時期に来たのかも・・
ただし、元気な時に限ります。
参考資料:「コーヒー事典」、wiki